代表メッセージ
人と地域の底力を信じて可能性を引き出す
誰もが挑戦できる社会を目指して
加賀建設代表の鶴山雄一に、加賀建設のミッションや目指すビジョンについてインタビューしました。加賀建設が何を目指す会社なのかを知ってください。
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ー加賀建設の歴史
私たちは、建設工事やコッコレかないわなどの事業を通じて、男女が共に活躍できる社会を作っていこうということを目指している会社になります。
私で4代目なのですが、加賀建設は漁業者の方が集まって造船会社から始まり、2代目にとして祖父が引き継ぎ、私の父親が今の会社を繋いできた形になります。
引き継がれてきた使命は「仕事だけでなく地域貢献も」
ー子どもの頃について
生活の一部というか自分にとって使命感というか、父や祖父の姿を見ている中で、何か自分もやっていかなければいけないというのは意識してました。
父親にしても「この金石を良くしていかなければいけない」ということは言ってたので、自分の生活、人生の一部として考えてきました。
ー記憶に残っているエピソード
毎年夏に地域の海岸清掃があったりするんですが、そこで加賀建設の社員が出て地域の皆さんと一緒に清掃活動をしたり貢献活動をしている。
あと、お祭りなどの地域行事も一緒に参加をするように、所々に地域の金石の行事なんかも一緒に参加するというのは印象深かったです。
仕事だけでなく、地域にも貢献する会社なんだなと思いました。
人に喜んでもらえる仕事、ワクワクできる仕事がしたい
ー子どもの頃から会社を継ぐつもりでしたか?
私の小学6年生の時の夢がなぜか、三越デパートの会長と書いたのをハッキリと覚えています笑。
私の中で小学生の頃デパートというのは、キラキラして、いろんな物がそこに置いてあってワクワクもしましたし、お客様も喜んでいる、というのが印象深かったです。
なので、人に喜んでもらえる仕事、ワクワクできる仕事がしたいなと思ってたんだと思います。
それで、この会社を継ごうというよりも数学が好きだったので理系の道へ進んで、最終的に大学で土木に興味を持ちました。
(土木に)関心は高かったですが、継ぐのは違うかなと思ってました。ただ、正直言えば、意識はしたのかなと思います。
ー継ぐことを意識したのは?
年もだんだん重ねてきますと、父親の見方とか祖父の見方が変わってくると思うんですけど、使命感・責任感が強いなぁというのは感じました。
そこに対して憧れみたいなものはあったと思いますし、その道で何かやっていきたい、追っかけていきたいという想いはあったので(継ぐことを)選んだと思ってます。
自分の存在だけでは辞めていく社員を引き止められなかった
ー加賀建設で働き始めて
親子の関係ではなく、社長と従業員という関係の中で迷いはありました。甘やかされるでもなく厳しく、見え方や責任感を覚えさせてもらったと思います。
ー挫折を感じたことは?
前職を辞めて加賀建設に入ってきた際には、期待感もあったし、前向きに頑張っていこうという想いは強かったです。そういう決意を元に「もう自分には次がない、人生をかけてやるべきだ」と思ってました。
その期待感がある中で、私が入った年に初めて赤字になりました。祖父・父が努力を続けて社員の皆さんが頑張ったおかげで健全な経営をしていた中で、入った年に赤字でした。
その中で社員に2人ほど辞められたんですよね。私はそれにすごくショックを受けたというか、新しい人材が入ってきたのに、そこに期待もされず会社の現状で辞められる姿を見て、非常に残念な想いを持ったのを覚えています。
それがあったから自身の努力、見え方に対してもっともっとやんなきゃいけないという決意ができました。
自分の中でビジョンが生まれたことが経営者としての第一歩
ー経営者としての決意
会社を継いでいこうという決意はいろんな場面があったと思うんですけど、父親にしろ祖父にしろ、地域で存在感があるなと思いました。
特に眩しかったのが「私はこうだ」「私はこう思う」といった軸、考え、自分を持ってらっしゃった。
そこが自分は昔から弱いなと思っていて、人の見え方を気にしたりとか、人の意見に流されやすいところがありました。
ただ、会社で勤めていく中で青年会議所という組織に参加させてもらい、その中でいろんな機会を与えてもらい、自分が確立されていきました。
「私はこうだ」「私はこう思う」というのができて、近年では私自身も変わったなと思います。自分の考え、方向性ができ、ビジョンが生まれたのが経営者としての一歩だったのかなと思います。
変化のきっかけは仕事の担い手不足
ー苦労したことは?
建設工事は受注する際に金額だけでなく提案、同じ金額でもどういったことができるかというのを評価される書類を出すのですが、そこに力を入れました。
社員皆さんが勉強してもらった、会社を上げてやってきたことで業績がでたわけなんですが、3〜4年は業績もグーッと伸びているイメージはありました。
ただ、自分たちがやりたいことがあっても人が入ってこない、担い手不足を感じるようになって、女性活躍、誰もが活躍できる会社を作っていこうという切り替えや、SDGsの取り組みをやりました。
やはり、人の問題というのは中小企業として非常に悩ましいことだと感じています。
女性が活躍できる環境があれば、男性・女性問わず活躍できる
ー女性活躍のきっかけ
私が入る前に女性技術者がいて、私が入ったタイミングで産休中でした。
その子が帰ってきて頑張ってる姿を見て、それまでは先入観として「男性しか建設業界では活躍できない。女性は活躍できない」と思ってたのですが、建設現場で活躍する女性がいることを理解して、女性が活躍できる会社は良いなと考えるようになりました。
年々考える中で価値観も変わってきたり、働き方も敏感になってきたので、女性が活躍できる環境があれば、男性・女性問わず活躍できると思ったので、それがきっかけだと思います。
ー男女共同参画について
極端に「女性活躍」が叫ばれたりしますが、女性技術者から「女性だからということで甘くして欲しくない」という声を聞く中で、技術者に限らずどの職種でも男女問わず、一人の人間として公平な評価と言った観点が大事だと思ってます。
なので、男女問わず、男女共同参画を弊社では考えています。
女性が現場に入ることで次々に起きる良い変化
ー取り組んで感じた変化
「女性はこうだろう」という先入観が弱くなってると思います。まずは受け入れてみる、ということが環境として変わってきてますし、多様性を重んじる会社になってきたかなと思います。
その中で働きやすさがでてきたと思います。頭ごなしに決めつけるのではなく、一呼吸置いて「こういうこともあるんだろう」と感じる、人として価値観を尊重するようになったのが会社の変化かなと思います。
ー社内の反発は?
声には出さなくても思っていたでしょうね。皆さん歩んできた中での価値観があるでしょうし、「力仕事は女性はできない」という考えはあったでしょう。
でも、そういう先入観があっても、いざ一緒に働いてみると変わってきたというか、女性技術者にはみんな優しく接して現場で助け合いが生まれました。重いものは男性が率先して持つとかですね。
これまでにない現場での繋がり、コミュニケーションが生まれているのは聞きますね。それは一つの大きな効用かなと思います。
地域、日本、世界へ、加賀建設のみんなと挑戦したい
ー今後の展望
私は挑戦することに重きを置いていますし、加賀建設に入った子が人生の中での成長や達成感を感じ欲しいと思っています。
その中で、苦労しないと成長や達成感はありません。自動的に人の成長がレベルアップしていくわけではないですから、機会と向き合って挑戦して欲しいと思います。
挑戦する人材が一人でも増えることが地域の活性化に繋がっていく、地域が良くなると日本が良くなっていく。また、そういった人材を育てることで海外・世界でできることを考えています。
地域、国、世界、とフィールドを広げていくことを加賀建設の社員みんなと一緒にやっていきたいと思っています。
一緒に挑戦したい人は?
謙虚というか、人の話を聞けて「まずやってみよう」と思える人。できる・できないの判断とか、理屈を立てる訳ではなく「まずやってみよう」と素直に思ってくれる人とやっていきたいです。
一緒に挑戦したくない人は?
やらずに批判、評価、評論する人は難しいと思います。
まずやってみるのが大事だと思いますし、自分で挑戦することで得ることもあるでしょう。それが自信に繋がって、広がって、自分も成長できると思うので、やらずに批判ばかりする人は一緒にできないと思います。
人と地域の底力を信じて可能性を引き出す
ー加賀建設のミッション
私たちは人や地域の底力を信じているので、それを発揮できるような、可能性を生み出す場にしたいなと思ってます。
人を作って街を作るのが、加賀建設がやることだと思ってますので、人と地域の底力を信じて可能性を引き出すのが私のやることだと思います。