加賀建設ってどんな会社?

人の可能性を信じたい
だから経験がなくても挑戦してもらうことを大事にしている

加賀建設専務:鶴山雄一と経営企画部:二俣文香による対談です。加賀建設の価値観や社風、求める人物像などを本音で語っています。

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会社が男女の活躍目指しているけど、実際どう?

私は8年間働いている中ですごく会社が変わっていってるのを体験してます。

入社した頃は本当に男性の建設業で、女性は活躍ではなく男性のサポート側の日々のルーティーン業務だったんですけど、コッコレを始め経営企画の部署に配属させてもらってからは、経歴がない中でも挑戦させてもらえる環境があり、すごいことだと思います。

挑戦だよね。挑戦もそうだし、女性の活躍できる場所ができてきたってことなんだよね、きっと。

新しいことに挑戦するのは非常に力もいるし、僕に「それは違うなぁ」と言われてシュンとしちゃうこともあると思う。その中でめげずにやってるのは受け止め方を肯定的にやってるのかなって感じはするよね。

そういう諦めずにやる姿を見るから、みんなを大事にしなきゃいけない!っていうか、会社として頑張ってもらわないとな、という気持ちに繋がっていくんだと思うんだよね。

旦那とかも大丈夫そうなの?

すごい今の現場はやりがいあるって言ってました。距離が遠くなってもそういう不満も出てこないので、毎日楽しそうにしています。

同じ会社で技術者と経営企画で(夫婦として)うまくやってて、時間とかって作れるの?

そうですね。お休みとかも同じ日なので、家族の時間を作れたり、子どもが寝たあと二人の時間もあります。

みんなが悩んだりしながらも、そこに前向きにやってる姿は良いなと思うな

女性は大変だなと思いながら、僕も全然家にいないから何も文句も言えないし、感謝するしかないなと思いながら…

今一番大変な時期だよね。お茶のプロジェクトやったり。お茶のプロジェクト結構悩んでる?

はい笑

まぁ悩むよね笑

自分が12月17日から産休いただくので、どうしてもそれまでに完成させたい、中途半端に休みに入りたくないっていう思いがあるので、なんとかやりたいです。

10年前は建設だけだった会社が5年前からはコッコレで飲食とか物販も初めて、いよいよお茶の製造までするってなった時に、非常に新しいことだよね?

それを経験ある人間がやるんじゃなくて、経験ない人間が知識とか人に会ったりして、それで情報もらって自分たちでやってみてっていうのは非常に力もいるよね。

みんなが悩んだりしながらも、そこに前向きにやってる姿は良いなと、見てて思うな。お茶の店は成功させたいしね?

二俣:はい!

誰も成し遂げなかったこと、形になってなかったことができてきてるわけだから、逃げずにできることが大事なんだろうな

なんでも上が判断してくれるからといって中途半端なものを出すのは無責任だと感じますし、そこはこれからの自分たちの課題です。

お茶の企画もそうだし、新しいプロジェクトも見えてるじゃん。いよいよ今度は人が集まる場所のチャンスが巡ってきたから、そこに対しての事業展開が待ってる。

そこはぜひ、遠隔でも(二俣さんに)携わってもらえればと思ってるし。

いよいよだよね。ここを作った時、ここは新しい人たちが集まる場所であったりとか新しい価値、新しい交流が生まれるっていうところで作ってて、もう採算度外視だよね(笑)本当に地域貢献というか…

ただ、ここに価値があるからこそ、次の展開をしてこうってことだよね。

人手が足りるってこと感じてる?

いや、感じないです…

そうだよね。いろんな知恵持った人が来てほしいんだろうなって。

はい、そうですね。

でも、なかなかいないもんね…。人の問題は付きまとうよね。

どんな人に来てもらうと助かるの?

絶対条件は前向きな方に来て欲しいです。

あとは、自分たちが持ってない多方面の知識を持った方にもアドバイスは欲しいなと思います。「頑張ります!」だけじゃダメなことなので、今からやることは。

なかなかいないよね、そんな人は。いればいいんだけどね。僕自身が見てて思うのは、君たちもそうだし、できなかったことをやって来てるわけだよね?

誰も成し遂げなかったこと、形になってなかったことができてきてるわけだから、考えてできる、逃げずにできることが大事なんだろうなって…

逃げたくなるじゃん?逃げたくなるけどちゃんとやれるのが大事なことなのかなって。まずやってみるっていうのが大事なのかなって思うんだよね。

若い宮島さんとか見ててどう?

やったことのないことに対して彼女なりに調べたりとか、お店に行ってみたりとか、前向きなメンバーが揃っていると思います。

彼女も元々土日休み希望で入社したんですけど、ここの人手が足りてないってことで1年間臨機応変にやってくれました。

会社の「街のこれから」という部分を好きで入ってくれてるので、ちょっと状況が変わっても続けてくれた。やめるという判断をせずに一生懸命頑張ってくれたのはすごく感じてます。

専務とか社長が社員に対して気持ちがあるのが伝わってるんで、キツい言葉を掛けられても、それに対して何か思うことはない

そうだよね。一生懸命調べたりとか、行動して足運んでるし、僕も声の掛け方とかアドバイスの仕方とか気をつけた方が良いのは心ではわかってるんだよね。

わかってるんだけど「理屈っぽい」って言われるし、理屈っぽさを無くして上手に声かけするやり方はあるんだろうと思うんだけど…

どういう言い方がいいんだろうね?笑

でも専務とか社長が社員に対して気持ちがあるのが伝わってるんで、キツい言葉を掛けられても、だから辞める…とかじゃなくて、「今これを言われるのはこういう意図があるんだろうな」と思います。

男性なので女性よりは言い方が強かったりあると思うんですけど、それに対して何か思うことはないかな…思ってたら私はもういないかもしれないって思います。

みんなで助け合う姿勢は強いのかな、労わるとかもそうだし、そういった会社の気質はあるのかな

正直女性が増えてきたじゃん。8年前は女性は技術者が1人、事務職が3人くらいで男性の建設会社だったよね。

それが変わったんだろうね、だいぶ。変化ってあるの?

前は悩んだら男性の上司に相談が多かったんですけど、女性が増えると今の企画の業務でもいろんな人の意見、考え方の提案ももらったりできるので、自分だけの考え方にならずにアドバイスもらったりできるので助かってます。

女性の場合話を聞いてもらいたいっているのはある?

そうですね。これが合ってるのかな?とか、この考えが合ってるのかな?とか、人に話すことによって安心したりします。

そういう意味では環境は良くなったんだろうね。自分の相談相手ができたとか、考えに対しての助言もらえるとか。

逆に困ってることはないの?

…ないですね。

特にないんだ笑。僕のイメージなんだけど、女性が増えることで女性同士のコミュニケーションとか難しくなりそうだけど、派閥とかないの?

うちの会社はそういうのはないです。

確かにないね。みんなで助け合う姿勢は強いのかな。労わるとかもそうだし、そういった会社の気質はあるのかな。誰かを助けなきゃいけない、誰かのためにやんなきゃいけない、っていう。

安心してまた戻る場所があるという思いで、子育ても1年間集中してできました

家族は心配しないの?お父さんとかお母さんとか。

父は元々社長のこと「金石の名士だから」と言って、ここに入った方が良いよと行ってくれたので安心してるし、母親は長いこと続けてるのを見てるので、子ども産んだり結婚したりっていう環境の変化に柔軟に対応してくださっているところを見ているので「そんなところはなかなか無いよ」と言っています。

女性が(結婚、出産後も)残れるっていう変化はあるの?

私が入社した頃は自然とやめなきゃいけないと思ってたんですけど、経営企画部でコッコレに携わってた時に結婚のタイミングが来たんですけど、ここで続けたい、頑張りたいと思ってた時に、ちょうど専務が「続けていいよ」って言ってくださったのはすごい嬉しかったのを覚えています。

喜びもありましたし、安心してまた戻る場所があるという思いで、子育ても1年間集中してできました。

総務の子も辞めないんだよね?

(私で)前例ができたのでやりやすいとは言ってます。

人生のすごく幸せなポイントがあって、そこで負担がかかる会社を辞めなきゃいけないっていうのは違うかもしれないね。会社としては応援するっていうのが大切だと思うし、一生懸命やることに対して会社として応援してあげれば頑張ってくれる。

女性技術者が子育てしながら頑張る様子を見てるからそう感じるんだろうね。

社員の声が上がった時に考えて改善してるっていうのはあると思うんだよね

女性の社員と話してて思うのは、安心っていうのは出てくるよね。大事?

そうですね。

安心って待遇とか環境とかそういうこと?

それも含めてですね。子育てもしながら働けるとか。

不安を覚えるってことはないってこと?

産休取る前は取ったことも前例もなかったので不安でしたが、1回取ると前の経験もありますし、大丈夫かなと思います。

制度を使ってるのは良いことだと思うし、勧めてもらえればと思う。

これまで男性も女性も活躍でやってきたけど、今度は子どもをどうやったら応援できるか。

みんな将来に対して、長いこと働かないといけないというのはなんとなくわかっていて、その時に長く働ける会社であり、生活の中で子ども、家族が増える中でそこを応援するのは大切だと思っていて、子育て支援も個人ではなく企業としてできることをしてあげるとか。

今後人生を考えた時に60年間、80歳まで働かなきゃいけない社会が来るかもしれないから、どうやったらみんなが働けるか、何が企業としてできるかなとかね。

私も子どもが3人いる中で非常に思うのは共働きって大変だと思うんだよね。(二俣さんは)同じ加賀建設に(夫婦)二人いるのもご縁だと思うし、何か支援策を考えていかなきゃいけないかなって思うし、困ったことがあったら言ってもらえればと思う。

そういうのがヒントになっていくというか、社員の声、例えば、最近県外から来てる若い技術者は単身生活で、同じ給料でも地元の子と県外の子では自分の手元に入って来るお金が少なく感じるっていうのがあって、新しく手当とかつけたりしているよね。

そういった声が上がった時に考えて改善してるっていうのはあると思うんだよね。

今困りごとがないにしても、困りごとがあった時に解決できるといいんだろうなと思うし。

そうやって変わってきてるよね?

すごい変わってきてますね。

子育てと仕事の両立で時間の部分を柔軟に対応してもらってます

私は自分の生活スタイルに合わせてパートにしてもらったり、今なら時短にしてもらったりっていう子育てと仕事の両立で時間の部分を柔軟に対応してもらってます。

私は親が理解があるので子どもを迎えに行ってもらったりできるんですけど、親の協力が得られないっていう声もあって、そういった場合、今の私のような働き方は難しいんじゃないかという不安の声もあったりします。

そこって状況に合わせてパート勤務してみようかとか、時短勤務してみようかとか、その時に解決法があるならやれば良いんじゃないかと思うし、みんな状況に合わせて変化しながら続けたいと思うし、そのタイミングで言ってくれれば「なんでだ!」って言うことはないじゃん。

昔は子どもの運動会へ行くのも授業参観へ行くのも悩んでた、迷ってたんだよね、聞いてると。

最近は授業参観、運動会、親子なんたらって出てきてるよね。大事だよね。子どもの一つひとつの成長の中で親と一緒にいる時間だったりとか、機会に参加できるのは。

今いる社員には今後も残ってもらいたいし、これからもみんなが活躍できる環境、安心できる環境を作る必要があると思うんだよね

そういう、状況に合わせて変えていく柔軟性は会社として持つようになったのかな。やっぱり変わった?

すごい変わったと思います。変わってなかったら女性が復帰して働くことって難しかったんじゃないかなと思います。会社が変わってくださったおかけで自分たちも続けられます。

やってみないとわからないことってあるなと思っていて…目先の損得で代わりを見つければ良いってことではなく、頑張っている子、やれる子に対して応援をしなきゃいけないというのは人として自然に思うよね。

そういうことを考えながら状況に合わせてやってきてるかなと。そうやって合わせれるっていうのが大きな会社との違いかなと。融通が効くのが弊社の魅力なんじゃないかなと思うよね。

子育てをしているからを理由にルーティーンのレジ打ちとか、そんなのはやりたくないという想いもあって、社会で認められたい、頑張れる場所が欲しいと思った時に今みたいな会社は周りの友人の話を聞いててもなかなかないです。

産休すら取れずに、子ども抱えて仕事探すとか、2人目も生まれるしどうしよう…とか、すごく悩んでる女性が多くて、前は職場で活躍してたのにもったいないなと思うんですけど、うちの会社は理解とか制度が進んでます。

能力のある無しより、人として信頼できるか、社員を見てても正直だよね。間違ったら間違ったと言えるし、嘘をついたり人を騙したり蹴落としたりしないよね。

そういう信頼関係があるのは大事だと思っているから、今いる社員には今後も残ってもらいたいし、これからも、みんなが活躍できる環境、安心できる環境を作る必要があると思うんだよね。

人は人に影響を受けて変わるんだよね、って考えた時に人の可能性を信じたい

(僕自身が)会社の中だけにいたら今のあり方は絶対ないし、人に対しての接し方も考え方も違った。

青年会議所に入っていろんな価値観を見てきたから。いい例も悪い例も。その中で色々考え方が変わったんだろうな。人に対しての接し方、会社に対しての考え方はだいぶ変化したと思うな、自分自身でも。

人は人に影響を受けて変わるんだよね、きっと。って考えた時に、人の可能性を信じたい。社員も絶対変わるんだよね。現に変わってきてるし、良くなってきてる。

年々自分の価値観とか話し方とか接し方とか言い方が変わってきてて、5年前とかに辞めた子に対して、もし今の自分だったら違う言い方してたんだろうなと思ったりもするわけだし。

ちゃんとみんなが安心感を持ってもらえるような会社全体の個人に左右されない仕組みだよね。皆が拠り所作ったり、居場所持ったりとか大事だし、そこは改めて思うな。

いろんな人の意見を吸収しながらみんなで良いものを作っていく

総務は人数も揃ってルーティーンもできて、問題は経営企画かなって思います。

経営企画ってどんな子が向いてるの?

前向きで…あと、自分の意見だけを押し通すのは難しいかなって思います。いろんな人の意見を吸収しながらみんなで良いものを作っていく部署なので、周りが意見を言えない空気を作るのは絶対に良くない部署です。

意見も言えて柔軟性もある。なかなかいないんだよね、そういう子。だから今いるメンバーは素晴らしいと思うんだけど、そこが今から力も欲しいなってとこだよね。

これまで建設会社だったのが、いろんなものが増えてきてるよね。そうすると必然的に事務仕事も出てきてるよね。

人の可能性を否定するんじゃなくて、可能性を信じて挑戦できるのが大事だと思ってる

女性の技術士さんも3名いるけど話したりするの?

結構話したりします。

そうなの!?どこで話すの?

廊下で遭ったりしたときに「どう?」とか。

いいコミュニケーションだね。みんな困ってないの?

今の所困ってないですね。表情見てても。

新しい子はどうなの?

男性の社員からも評判良くて、吸収も早いって言ってます。

全く畑違いから来てるよね?

はい、すごいなと思ってます。

畑違いから技術者やりたいって言って、できるんだね。前職で経験がなくてもできることがあるんだろうね。

人って環境が変わってもやろうと思えばできるだろうって僕は信じているから、そういう子が集まってくれればすごく良いんだろうね。

だからこの会社は人の可能性を否定するんじゃなくて、可能性を信じて挑戦できるのが大事だと思ってるし、女性が諦めずに、辞めなくて良い、自分たちもできることがあるんだって信じてやってくれればそれは良くなるよね。

技術者として現場に行くとなると覚えることが多いように思われるんだけど、実はそうじゃなくて目の前に用意もしてくれるし、こうしたらいいよって言ってくれるんだよね。

一人でポーンと投げ出されるんじゃなくて必ず先輩がいて、一人で現場を管理することは5年くらいないんじゃない?誰かについて一緒にやっていく中で覚えていく訳だから。

自分は知識もないし、経験もないし、できないんじゃないかと思う子が大半だと思うけど、決してそんなことはないと思うんだよね

生活も普通の職種より安定するんじゃない?

そうですね。

女性と男性で待遇に差をつけてないじゃん。それは嘘じゃないよね?笑

はい笑

女性が頑張ったら女性が評価される傾向あるよね。

まぁ、やろうと思ったらなんでもできると思うんだよね。

「難しいな、勉強しなきゃいけないな、大変だな、」って思うか、周りがいて「目の前のことやっていけばいいんだ」って捉えるかで違いはあるよね。

自分は知識もないし、経験もないし、できないんじゃないかと思う子が大半だと思うけど、決してそんなことはないと思うんだよね、私は。

現に学生時代に勉強してきたか、というとそうじゃないし。全くやったことない子が続いてるし。

そういう話を聞かないと、間に合わないし、知識もないし、っていうところで土木は選ばないですね。

それに対して何て言われたら安心する?

「誰かが付いてくれるよ、こう言ったこと教えてもらえるよ。」って言われると安心するの?

そうですね。

なるほどね。

その子のことを思って、その子の成長を思って言ってるのはあるよね。そう捉えてくれるメンバーが残って、成長して、一生懸命頑張ってるよね

女性に対してみんな言葉遣いってどう?

優しいと思います。

現場で協力会社のみなさんもそうだし、管理する立場もそうだけど、みんな優しいよね。それはみんな言うよね。「建設現場の人優しいです」って。よく話してくれるし。怖いってことはないんじゃないかなと思うんだよね。

そうですね。全く怖いっていうのも感じないですし、いやらしさもないですし、喋りやすい雰囲気です。

僕がいうのもなんだけど、みんな優しいし真面目な子が多いのかな。

そうですね。

人に対して強く言う人はいないね。真面目なゆえに、一生懸命なゆえに、熱が入っちゃってその子のことを思って「〜しろ!こうした方がいい!」って言うけど、その人の愛情とか優しさがあるんだけど、わかってもらえないこともあるじゃん。

違いはあるけれど、その子のことを思って、その子の成長を思って言ってるっていうのはあるよね。

そう捉えてくれるメンバーが残って、成長して、一生懸命頑張ってるよね。

だから女性が経営企画に来ても、総務にきても、土木建築に来ても技術者になったとしても、どんな経歴、バックボーンがあったとしても挑戦できる会社なのかな。

僕も最近そう言ってるし、社員も理解して来てると思う。

理解してると思います。私も前職畑違いで、経歴も専門学校で、その中でこんなに挑戦させてもらってる、っていうのはすごく感じてます。

社長も僕も「残業するな!」って言って休みにも敏感になったしね。働きやすさとか、その子の生活を意識した中での環境を作るのは大事かなと思うね。